サヨナラ、ツバメ君。我が家に来てくれてアリガトね。

 

シリーズでお伝えしている、当院の駐車場に来てくれた、ツバメの親子も、ひな鳥がスクスクと成長し、旅立ちの日を迎える事になりました。

 

ただ、巣立ちの日までに、ちょっとしたアクシデントがありました。

 

子供達は、ひな鳥で生まれてから、ビックリする位のスピードで、日ごとに成長して行きます。

写真のように、既に産毛が生え終わり一人前になっていきます。当然、6匹の子供達は、成長するごとに、巣の中が…、

 

「手狭」になっていきます。

 

成長するにしたがって、満員電車のようにギュゥギュゥ詰めです。

恐らく、重量も重くなっていたのでしょう。その重さに耐えかねて、

 

ナント、壁から、巣に一部が剥がれ落ち、今にも、脱落・崩壊しそうになっていました。

 

人間は、本当に緊急を要する事に直面すると、写真を撮る余裕すら無くなります。

これは、一大事…と言う事で、歯科医院にすっ飛んでいき、歯科用石膏を練り込んで、脚立を持ってきて、「リフォーム」して上げなければ…と言う思いで、一心不乱に補修して上げました。

 

何せ、ちょうど良い硬さで石膏を用意しても、時間が経つごとに、ドンドン固まって行きます。手早く作業を完了しなければなりません。

 

補修を加えている間、親鳥は逃げてしまいました。

何とか、剥がれそうな部分に石膏を流し、巣と壁の接合に成功した写真が、以下です。

 

その後、親鳥は、ヒトの手が入った巣では、「育児放棄」するのか?

心配していましたが、私が去ったら、すぐに夫婦で戻ってきて、子供たちの無事を確認して居る様でした。

 

それから、10日した頃、子供達は、頭を左右に振って、キョロキョロ、妙にソワソワして、外の世界に興味があるようです。

 

それからさらに、3~4日後に、一斉に子供達は、飛び立っていきました。もう、巣の中は、もぬけの殻です。

 

ツバメ君、歯医者さんの家に巣を作って良かったね。

元気に生き抜いていくんだよ。

 

また、来年ね。

一抹の寂しさを胸に、別れを惜しみました。

 

と、思っていたら、ナント、何と!

新しいカップルがやって来て、別の場所に「新居」を作っているではないですか!

余程、当院の駐車場は、住み心地が良いのかもしれません。でも、その場所は、カラスから見えやすい所だよ、大丈夫かな?

ツバメ語が解れば、何とか伝えたいですが、そっと見守るしかないです。もし、何かのトラブルが起きたら、必要最小限の干渉はしてあげようと思っています。

ウェルカム・新しいツバメさん。君たちは、私達夫婦と同じで、晩婚カップルだね。

 

そんな訳で、幸か不幸か…来月もブログは続きます。