第8回、日本口臭学会に発表してきます

2017年6月10~11日に、岡山大学において、第8回、日本口臭学会が執り行われます。私も演者として登録しました。タイトルは、「消炎・清熱作用を有する漢方薬「銀翹散」を、煎じ抽出液の含嗽剤として用いた際の、口臭抑制作用について」です。

 

本来、漢方薬は生薬をコトコト煮出して、煎じ抽出液にして服用します。

 

このお茶のような液状成分を、「うがい薬」として応用する事が出来ないか?が、今回の発表の着眼点です。

 

口臭の発生には、口腔内と体質的な原因の2種類が主な要因です。サプリメント・ガム、洗口液で改善する症例もあれば、漢方薬が著効する症例もあります。

 

重要なのは、専用の測定器で臭気物質を同定し、オーダーメイドで治療方針を立案できる事だと考えています。治療に際して、「引き出し」の数は、多ければ多い方が臨床成績は向上します。今回の発表を経て、順次、患者さんに応用していこうと考えています。