読者さんから寄せられたレビュー

拙書「病気の9割を寄せつけない たった一つの習慣」が発売されてから半年、お陰様で、

 

●週刊女性、「不調の兆しは舌の出る」が、5ページの特集記事として掲載され、

 

●東洋経済オンラインには、本書の内容に則した形で。2つの記事が掲載されました。

 

体調が丸わかり"危険な舌"の状態はこれだ、舌は「健康のバロメーター」http://toyokeizai.net/articles/-/172197

 

「口の中からわかる」がんや心筋梗塞の予兆、体に起きていることは、ここに現れる

http://toyokeizai.net/articles/-/158715

 

本の売り上げも順調に推移しています。その中で、担当編集者さんから、直筆の読者レビューが寄せられましたので、ご本人承認の上で、ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

【本文要旨】

読んだら不調の原因がわかりました。ありがとうございます。さらさらーっと読み進めていたら、さいごの著者の想いと、「ゆずりは」で思わず涙しそうになりました。あれはずるいわ(笑)もう一度、読み返したくなりました。すてきな本をありがとうございました!

 

著者として、見に余るご評価で、本当に有り難い思いで一杯です。特に、あとがきの部分に記しておいた、「ゆずりは」の部分が、心に響いて下さったようです。

ゆずり葉は、お正月の鏡餅に敷く、葉っぱなので、一度は見た事があるのではないでしょうか?

この文章は、明治の歌人、河合酔茗(かわいすいめい1874~1965)氏が、書き残した詩の一説で、私の人生の宝物になった教えです。今一度、本ブログでも改めてご紹介したいと思います。

 

子供たちよ。

これはゆずり葉の木です。

このゆずり葉は

新しい葉が出来ると

入り代わってふるい葉が落ちてしまうのです。

こんなに厚い葉

こんなに大きい葉でも

新しい葉が出来ると無造作に落ちる

新しい葉にいのちをゆずって――。

子供たちよ

お前たちは何をほしがらないでも

すべてのものがお前たちにゆずられるのです。

太陽のめぐるかぎり

ゆずられるものは絶えません。

かがやける大都会も

そっくりお前たちがゆずり受けるのです。

読みきれないほどの書物も

みんなお前たちの手に受け取るのです。

幸福なる子供たちよ

お前たちの手はまだ小さいけれど――。

世のお父さん、お母さんたちは

何一つ持ってゆかない。

みんなお前たちにゆずってゆくために

いのちあるもの、よいもの、美しいものを、

一生懸命に造っています。

今、お前たちは気が付かないけれど

ひとりでにいのちは延びる。

鳥のようにうたい、花のように笑っている間に

気が付いてきます。

そしたら子供たちよ、

もう一度ゆずり葉の木の下に立って

ゆずり葉を見る時が来るでしょう。

 

如何でしょうか?とても平易な表現で、命あるものに繰り広げられる、この世の本質を説いています。よく読むと、子供時代、青年期、壮年期のどの世代が読んでも、伝わるようになっています。子供目線で見れば、自分の両親、祖父母の人生の営みが解るように記されています。

 

自分が親の世代になった時に、改めて読み返しても良いですね。

 

レビューを書いて下さった方は、ご職業欄を見ると、看護師さんのようです。恐らく、医療の現場で、日々、患者さんと接する事で、ゆずり葉の見送りを、いく度も経験されているのでしょう。

 

こうした書評を寄せて下さると、著者として身が引き締まる思いです。本当に有り難い事です。これからも、皆様の心に届く活動をして行きたいと考えています。