世間では、「炎上芸人」として、ヤフーニュースなどに度々登場してくる、西野亮廣さんですが、実際には、決して誰かを誹謗中傷している訳ではありません。以下に上げるキーワードを受け入れられない方が、ディスる言葉をネットに上げているのではないか?…と、私は思います。
「楽しい事だけを考えて…生きていく」
この行いが、時として、社会生活をして行く中で、相容れない考え方を持つ人から、悪く言われてしまう対象になっています。西野さんは、私と二回りも年の離れた青年ですが、主張している部分は、とても魅力に富んだ考え方で一貫性があります。私は非常に多くの事を学んでいます。
特に、西野さんが書いた、「魔法のコンパス」と「革命のファンファーレ」は、どちらも読破して、私のビジネスに役に立っています。そしてあまり知られてはいませんが、昨今のメディアでも取り上げられた、
1.旅行会社の資金繰りが悪化し、旅行に行けなかった方へ、海外旅行をプレゼントしました。
https://lineblog.me/nishino/archives/9272529.html
2.成人式の晴れ着を着る事が出来なかった方へ、成人式を企画して届けたりしました。
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12343803648.html
3.メロン農家さんに除草剤がまかれた時も、クラウドファンディングで支援に乗り出したり。
http://furano-melon.jp/official-blog/2018-04-14-21482/
その根底には、『信用経済』と言う考え方が一貫しており、書籍の中でも終始、
『お金を稼ぐな。信用を稼げ』と説いています。
そんな西野亮廣さんが、「しるし書店」と言うスマホアプリを立ち上げました。
【しるし書店とは】
思い入れがあって、愛着のある、自分の人生に影響を与えた本が、誰にでも1冊や2冊はあると思います。そんな本には、アンダーラインを引いたり、コメントを書き入れたりしますよね。
西野さんは、その部分にこそ「付加価値が、あるんじゃね?」と言う発想のもと、誰でも出店できるアプリを作ったのです。
どんなものが売り物になるのかと言うと、例えば、経済評論家のホリエモンさんが、他の方が書いたビジネス書に、重要な所に注釈を入れた本が有ったら、私なんかは、本来の本以上の価格で手に入れて、一度見てみたいと思います。
しかしながら、一定のブランディングを有している人でなければダメなのか?というと、そうでもありません。例えば…、
① 浪人生が、東大に合格した時に使っていた、アンダーラインで汚れた「参考書」
② 「海外旅行雑誌」に実際に現地に旅行した方が書き入れた、本当の○×な評価コメント
③ お笑い芸人さんが、苦労の末に作り上げた「ネタ帳」などなど、
有名人や著名人でなくても、チョット手に入れて読んでみたい本は、実は世の中に山ほどあります。当初、このコンセプトが立ち上がった時に、古本屋さん業界は、「絶対に失敗する」と、冷ややかでした。しかしながら、いざ、アプリの運用が始まると、1000円程度の本が、3万円で売れた例も出てきています。
「しるし本」は、古本ではありません。大手、古本買い取り店に持って行く時は、出来るだけ綺麗な状態で、折り目や書き込みはしない方が、高く買い取ってくれます。「しるし本」と「古本」は、全く発想が逆なのですね。
さて、そんな背景を受けて、私も2点を出品してみました。私の場合は、チョット視点を変えて、
「著者が自分の本にアンダーラインを入れまくって…売っても良いんじゃね?」と言う発想のもと、
1.自分の本に、著者として特に重要な部分にアンダーラインを入れて、しかも、より本の理解が進むように、参考資料となるレジュメを付録として付けるようにして出品した所、早速売れてしまいました。
2.さらに、1冊の本が出来上がるには、実は、その3倍くらいの文章量を書き上げ、担当編集者と共に、解り易いように加筆を加えたり、泣く泣く削除した部分も有ります。その中には、私が本当に伝えたかったのに、本のコンセプトから外れてしまうので、次回作へ持ち越した部分も少なからず存在しています。
今回、担当編集者に、「本になる前の生原稿を、有料で配布しても宜しいでしょうか?」と、問い合わせた所、快諾を得たので、2点目の出品作として、生原稿も売り出してみました。これは、イメージとしたら、映画にも本編とは違うDVD特典などに付いてくる、「ディレクターズカット版」が有る様に、本にも「ディレクターズカット本」が有っても良いんじゃないか?と言う感じです。
そして、出品後、こちらも即日、売れてしまいました。
そんな取り組みが西野さんの目に留まり、ユニークな店主として、西野さんのオフィシャルサイトに紹介記事が掲載されました。改めて、この場を借りて西野さんには、御礼申し上げます。
まだまだ、身の周りを探せば、「しるし本」として、売り物に成りそうな本はあると思います。