週刊ポストに…重病の前兆は「体のあそこ」に現われるが、掲載されました。

 

最近、芸能人タレントさんが、癌に罹患したと言う情報がネットに溢れ、社会全体が、「もしかしたら…私も癌かも?」と言う意識に傾き、メディアも関心を寄せるようになりました。

先月のブログでは、アイドル歌手のHさんが、舌癌になりましたが、今度は、新御三家で活動したNさんも、食道がんを患ったと報道されました。

 

幸い、Nさんは、発見が早かったので、大事には至りませんでした。

 

そして、週刊ポスト3月号に、重病の前兆は「体のあそこ」に現われるが、掲載されました。出来上がった紙面を見ると、私以外の専門家にも取材が成され、身体の随所に出る変調が、大病のシグナルサインですよ…と言う情報がたくさん載っていました。

 

実は、これこそが、拙書「病気の9割を寄せつけない たった一つの習慣」で、訴えていた部分なので、広く取り上げられるようになって、皆様の役に立てれば、著者として何よりだと思っています。

 

先月のブログでは、舌癌になりやすい体質が、「ギザギザ舌」と「紫舌」であると解説しましたが、本文中にも記載されていますが、その他の病気になりやすい舌の変調についても解説してあります。今回は、その辺について、もう少し深く掘り下げてみましょう。

 

① 真っ赤な舌

皆さんの職場や、ご家族の中にも、こうした赤すぎる舌の方は、いませんか?

 

こうした方は、カッカッ熱化タイプです。

キーワードは、『赤』です。

 

舌だけではなく、目も赤く血走っています。

腫れものを作りやすいので、歯肉もイチゴのように赤いです。

声も大きい傾向に有り、職場の中でも良く声が通り、

遠くにいてもこの舌の方は存在感がハッキリ解る程です。

 

性格も、キリキリして短気で、チョットした事で、すぐ怒り出します。

 

随伴症状は、やはり、身体に中がシュシュポポーとなっているので、高血圧になりやすいです。

季節の暑さに弱いので、真夏に熱中症で倒れやすいです。

普段からイライラしないで、大らかに生きる事を心がけると良いでしょう。

 

② 黄色い舌

アカンベーをした時に、舌の表面が黄色い苔の方がいます。これは、「痰湿」と言う病理産物が身体に蓄積している体質です。

 

美食家である事が多く、何となく有閑マダムのような生活を過ごしている方に出やすい舌です。

 

こうした方は、ネバネバ湿化タイプです。

キーワードは、『黄色』です。

 

舌だけではなく、皮膚、目、爪、小水、ニキビから出る浸出液、皮膚炎・顔色なども、

女性の場合は、帯下(オリモノ)なども、何となく黄色くなります。

身体の中に粘り気が出ているので、動きたがらない、腰痛、めまい、胃もたれ、

ゲップ、大便の粘張化なども出てきます。

 

身体がジメジメしているので、季節が湿ってくる「梅雨時」に体調が悪化するタイプです。

 

性格も、粘着質で、話し方も鼻に抜けるような感じになります。例えば「あのね」ではなくて、「あんのんねん」と言う感じになります。さらに、粘着質ゆえ、物事をすぐに決断できなかったり、行動するまでに時間がかかったり、クヨクヨ物事を考え、悩み事を周りに相談するものの、なかなか自分では解決の糸口が出てこない…そんな、イメージです。

 

随伴症状は、やはり美食家傾向にあるので、糖尿病になりやすい体質です。健康診断などで、健康数値が指摘されたら、クヨクヨ迷わず、ダイエットの行動に切り替える必要があるでしょう。

 

 

③ 白い舌

アカンベーをした時に、舌が白い方がいます。苔が白いのではなくて、ベースとなる舌自体が白いのです。これは「陽虚」と言う体質に傾いている兆候です。

 

太陽の陽が、空虚になっているので、身体がヒエヒエ体質に傾ています。

 

キーワードは、『白色』です。

 

舌だけではなく、黄色体質と同じように、皮膚、目、爪、小水、顔色、唇なども、何となく白くなります。

身体の中が冷え切っているので、年中眠気がある、声に力が無い、手・足先が冷える、霜焼けになりやすい、筋肉が冷えるので顎が開けにくい、筋肉がこわばるなども出てきます。

 

性格は、優しく穏やかで、何となくヤギや鹿のような草食動物のような顔貌になります。

どちらかと言うと、大人しい人生を歩み、外出して活発に趣味に取り組むより、家で大人しく読書をする方が好き…そんな感じです。

女子会の集まりでも、積極的に声を出して話題をリードするタイプではなく、みんなの話をニコニコしながら聞いている方が心地よい傾向にあります。

 

随伴症状は、やはり冷え性タイプなので、不妊、子宮内膜症、婦人科系疾患になりやすいです。この冷えは臓腑にも及ぶので、もともと胃腸も冷えているので、大食漢ではありません。すぐお腹がいっぱいになり、線が細い風貌になりがちです。

 

季節も気温が冷える、「冬」に体調を崩しがちです。

 

こうした観点で考えると、東洋医学は、ドンドン突き詰めていくと、「占い」「易」にまでさかのぼって考える必要があるので、非常に面白い部分があります。