口臭治療のプログラムをリニューアル

 

中城歯科医院の口臭治療プラグラムには、自宅で取り組む「機械的歯面清掃」が重要になってきます。その中には、市販で売っている汎用機を患者さんに口臭して貰い、ホームケアん取り組んでもらいます。ただ、メーカーの製造中止が発表になり、市場から消え失せてしまうと、次の機種を探し出さなければならなくなります。

 

今回は、その歴史をさかのぼってみましょう。

 

まず、一番初めに口臭治療を始めた、

16年前は、「ブランカα」と言う製品を使っていました。

 

非常にトルクがあり、防水設計なので使い勝手が良かったです。

 

ただ、3年位で供給が絶たれました。

 

 

 

 

 

 

 

次に活用したのが、パナソニックの「ステインクリーナー」です。

 

こちらは、やはりパナソニック製なので、一番故障が少なかったです。

5年間くらい市場に存在していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在、「オーラルエステDP‐α」と言う商品を5年くらい使いましたが、

どうやら、こちらも製造中止になってしまい、非常に困っている所です。

 

 

バイオフィルムとは、口の中に存在する菌の集合体です。

ヌメリを伴いながら、ぬるぬるした状態で、

歯、口腔粘膜、舌苔にがっちりと付着しています。

日常生活の中ににも存在しており、例えば、キッチンの流しの周りのヌメリ、

金魚鉢の内側の汚れ、湯船の内側に着く湯垢など、菌が増殖する所には、

大なり小なり付着します。

 

多くの菌の集合体であるバイオフィルムは、それ自体が「小宇宙」のような世界を作り上げています。複雑に菌同志が影響し合い不思議な世界を構築しています。厄介な事に、バイオフィルムは、歯ブラシを用いたブラッシング、水うがいや洗口剤では、完全に除去する事が出来ません。

唯一、機械的に破壊して、はがして除去するしか手立てがありません。

機械的清掃とは、ブラッシングでも完全には除去できないです。特に、古くなって固着したバイオフィルムは、機械的に、「粘断除去」と言って、回転力を使って、絡めてはがして取り去るのが一番効果的なのです。

その為に、歯科医院では回転する道具が常備されている訳ですね。

バイオフィルムを除去してから出ないと、この防御膜がバリアとなって、除菌療法の切れ味が得にくいので、どうしても先に下地を作る必要があるのです。この作業によって、口臭予防の他に、歯肉炎の改善や虫歯の予防、色素沈着などを改善して行きます。

 

次の機種を探し出し、新しい治療プラグラムを再構築しなければなりません。でもこれには一苦労があって、一度機種を決めたら、WEB広告、患者さんへの配布文書、メールの返信文など、全ての関連項目を、右へ習えで変更しなければなりません。これが、一苦労なのです。

 

2月より、新しい機種を使ったスタイルに変更して行きますので、少しだけリニューアルです。