過去ブログで、新型フェアレディZが出るらしい…と、申し上げましたが、そのプロトタイプが、とうとうお披露目されました。10月4日まで、みなとみらいの日産パビリオンで展示中なので、カミさんを説得して馳せ参じました。
今回のZは、本当にスッキリしていて、厚化粧のデザインでは無いです。私としては、充分及第点を与えても良い出来だと思います。大体、90点くらいでしょうか?
歴代のZの中でも、けっこう、カッコいいです。
写真では違和感のあった、フロントノーズ下の、大口を開けた吸入口の長方形のデザインも、実際に見て見たら、特に違和感はなかったです。随所に、歴代モデルの特徴を採用して、デザインに盛り込んで入り所などは、「Z愛」を感じますね。
その中で、面白い試みだな…と思ったのが、電気自動車の日産リーフで会場に来た場合、リーフ側から、施設側に、電気を分けて上げる事が出来るのです。
リーフ側から施設に給電(逆充電)する訳ですね。
この事によって、
●駐車場代が無料になります。
●施設内にある、お洒落なカフェで、コーヒーが無料で貰えるそうです。
逆転の発想で、やるな…日産と思いました。
会場には、もう一つの目玉の電気自動車「アリア」も展示されていました。
従来、日産の電気自動車のリーフのバッテリーには、空冷式が採用されていました、その為に経年劣化が激しく、5年乗ったユーザーの中には、20%位消耗した方もいるみたいです。
その他の電気自動車メーカーには、起業家イーロン・マスク氏が運営する、アメリカの「テスラ社」があります。こちらは、量産型になった時に、水冷式を採用していました。
テスラ社は、夏にバッテリーの温度が上がった時には、強制的に電池の温度を冷却し、冬場の冷えている時には、逆に電池を温めて、温度管理をしているのです。
そのお陰か、メーカー側からのレポートでは、5年たった後でも、5%ほどしか劣化が進行しないようです。
ところで、リーフの充電池の劣化が激しいと言うクレームが出た時に、日産側から出されていたコメントは、「充電池のリサイクルの事を考えたら、水冷式より、空冷式の方が有利だ」と言う回答を出しました。
しかしながら、今度の新しいアリアは、ナント、水冷式を採用してきました。
日産よ、言っている事と、やっている事が違うじゃないのよ!と、リーフオーナーからの声が聞こえてくるようです。
空冷式より、水冷式の方が、電池の寿命には効果が見込める…と、敗北宣言をしたようです。
この、充電池の開発は、日進月歩です。現在は、1Kwの容量で、100万円が相場です。
新リーフは、ベースモデルが40Kwの容量なので、400万円
テスラは、プレミアム路線ですから、100Kwなので、1000万円
ザっとこんな感じです。でも、リチウムイオン電池も進歩は、パソコンの中のハードディスクのように、毎年、容量が増えて、コストが安くなっています。
イーロン・マスク氏は、数年以内に、実用に使える200万円代の電気自動車を発表すると、プレスリリースしています。
電気自動車乗りとしては、今後の動向から目が離せないところです。