以前、アグリヒーリングでお世話になった、Ray農園に子ヤギ3頭が仲間に加わりました。以前、都会暮らしの現代人が、軽農作業や土いじりをすることで、癒し効果が見込める…との仮説を立てて、唾液アミラーゼテストの実験をしてみました。
「山梨のアグリヒーリングに参加して、ストレスチェック」
https://www.nakajomotoo.com/nichijo-20201230-6/
そこに、新たに山羊さんも加わる事になったのです。
もしかしたら、軽農作業よりも、動物さんとの交流の方が、さらに癒し効果が高いかもしれません。早く、2回目の実験をしたいのですが、コロナ禍の影響を受けて、アグリヒーリングも縮小傾向です。
ところで、ヤギの目を、ジックリ見たことがありますか?横長の動向をしていて、少し不気味な感じがします。西洋では、「バフォメット」と言う悪魔崇拝にも引用されています。
瞳孔が水平(横向き)に細長い形をしています。
草食動物は、常に肉食獣による捕食を気にしていなければなりません。草原を活動する時に、広い視野を得なければならず、頭の横に両眼が付いています。その瞳孔がスリット状に横一文字になる事で、自分の真後ろ以外、ほぼ360度の視界を確保しています。
加えて、この瞳孔には、サバンナの強い日差しを避けるための、サングラスの役目も担っています。そして、何とナント、ヤギの目は、回転もするのです。
人の目は、上下左右に動かす事が出来ます。
ヤギは、草食動物なので、頭を地面に傾けて草を食べます。その時に、スリット状の瞳孔も、同時に傾いてしまえば、せっかくの広い視野が有効に使えません。
見えるのは、地面と青空だけです。
すぐに、捕食動物に食べられてしまいます。
その為に、頭を傾けた時でも、スリット状の瞳孔を、水平位に保つように、縦方向に回転するのです。おおよそ、50度回転できるそうです
これに対し、肉食獣の目は、スリットが縦方向です。これは、ネコ科のライオンやトラ以外にも、ワニやヘビにも同様の機能が備わっています。
加えて、ネコ科の目の位置は、私たちと同じ、頭の正面に付与されています。これは、捕食動物として、常に真正面のターゲットを補足する必要があり、常に、三角測量によって、草食動物の動きと距離感を、立体的にとらえる必要があるからです。
そして、この垂直に細長い瞳孔をもつ動物は、地を這うように歩くワニやヘビ、トカゲ、ネコ、キツネのように比較的地面に近い位置で活動する傾向があることが分かってきました。
そして、ネコ科の夜行性の肉食動物は、身を低くして獲物を待ち伏せる姿をとります。これは、草食動物に気付かれないように気配を消すための他に、垂直に細長い瞳孔は、獲物との距離を正確に把握為の知覚能力を高める役目もしています。頭を低い位置にしておかないと、奥行き感覚が鈍ってしまいます
これに対し、オオカミのような目線が高い捕食動物は、距離感の把握と同時に、嗅覚などの働きも含めて、獲物を追うので、丸い瞳孔を持つ傾向にあります。
所が、人間の丸い瞳孔は、同心円状に丸い形が変化するだけなので、夜間の視界になると、良く見えない特性を有します。
早く甲府の農園に行って、ヤギさんとアイコンタクトをして、目の形を、ヒトの丸い目で、確認したいと思っています。