鍼灸師の専門学校に通っていた時の同級生だった友人が、出版をしました。
『逆転人生』です。
私は、歯科医師+鍼灸師で、この両方の知見を活用して、患者さんの口臭のお悩みを解決していますが、著者の國友さんは、理学療法士+鍼灸師の資格を活用して、患者さんを診療しています。
一回り以上年齢は離れていますが、学生時代から、色々な話をしながら、お互い、やる気度を刺激し合ってきました。スモールビジネスのオーナーとして、当時から自分の「未来ビジョン」を語り合い、切磋琢磨してきた「戦友」です。
鍼灸の専門学校を卒業してからも、交際が続く、数少ない友人でもあります。
ずうずうしく、「献本プリーズ」とお願いしたら、運よく送ってもらえたので、早速読破してみました。
共同著者の國友英治さんは、鍼灸学校時代に思い出される人物像は、例えば、彼が皆を和ませる冗談を言ったら、クラスメートが笑い出す前に、自分が言った冗談で、本人が真っ先に笑い転げる…そんなキャラクターでした。
本文中に、「まさか、あの時、あの場所で、実は、こんなに苦労していたんだ…」
という事が読み取れ、そこから、どの様に現状を打破していったか?が、時系列的に解説していました。
要所要所のポイントを、見出しにして箇条書きになっているので、忙しい時は、そこだけ読み進めるだけでも得るものが多いです。
翻って、私の人生にも…逆転ポイントはあったか?と、自問自答してみると、
●小学校低学年の時に、ガキ大将のいじめっ子が、一夜にして、いじめられっ子になった日
●大学院の時の指導教官から与えられた学位論文のテーマを覆し、我を通して、自分が本当にやりたいテーマで、書こうと決意した日
●2代目院長として就任して、父親の後追いではなく、鍼灸夜間専門学校に行って鍼灸師の国家資格を取得しようと決意した日
●3年間の西洋医学的な、医者任せの不妊治療に見切りをつけて、東洋医学により自力で克服すると決意した日
●自分が得た知見を活用して、口臭専門医になると心に誓った日
●何度、跳ね返されても、諦めずに、出版への情熱を持ち続けた日々
などが、思い返されます。
私の場合、このベースには、「なにクソ」精神が根差しています。
絶対にあきらめない。
その思いだけで、還暦を過ぎて生きてきました。
そして現在、再び出版の光明が、少しだけ見えてきました。
今一度、自分に期待しています。