このブログで何回も紹介してきましたが、私は格闘技好きです。Youtubeの格闘家チャンネルもよく視聴しています。
2021年12月29日、とうとう、ミドル級のタイトルマッチが、日本で執り行われることになりました。
1995年に、日本人では不可能と言われていた、ミドル級(約72.5kg)で竹原慎二選手がチャンピョンになって以来、
実に26年ぶりに、大きなタイトルマッチが組まれた訳です。
村田選手は、オリンピック金メダリストを引っさげて、プロの世界に入り、チャンピョンにまで登りつめました。
ここでは、ボクシングの結果予想をしてもしょうがないので、ボクサーが受ける、打撲のダメージを東洋医学的に解釈してみましょう。
【青あざについて】
一般的に打撲の養生法は、初期治療として、RICE処置がファーストチョイスになります。
RICE処置とは、
●安静
●20~30分冷やす
●患部を圧迫する
●心臓より上にあげるが基本となります。
一通り、初期治療が終わったら、慢性期になります。漢方薬の出番です。
当初は、「冷罨法」で患部を冷やしましたが、打撲をして2日~4日後からは、今度は冷やさずに「温罨法」を施し、
血行をよくするように心がけます。
もし、ズキズキ感を伴うようであれば、冠元顆粒が超オススメです。
私は、同じような処方で、内田和漢から「二号方」と言う漢方薬が出ていますが、もう、5年以上、服用しています。
おかげで、血行が良くなり、血管の老化も予防できて、ずっと、血圧も安定した状態にあります。
中年以降になったら、殆ど全ての方に飲んでもらいたい漢方薬です。
漢方では、外傷による血行不良状態を「瘀血」(おけつ)と解釈します。
いわゆる、ドロドロ血体質です。
そんなに強くぶつけていないのに、いつの間にか、打ち身や青タン、鬱血(うっけつ)が出やすい方も「瘀血」と考えます。
【その他の打撲に使う漢方】
その他の、打ち身の漢方薬としては、
●治打撲一方(ちだぼくいっぽう)
●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
●当帰芍薬散
●女神散
●田七人参
なども、効果が見込めます。
ボクシングを長年見てきた、にわかファンですが、どう考えても、村田選手が勝つ姿がイメージできません。
是非、村田選手には、戦前予想を覆して、新しい年を迎えていきたいです。