6月は、「64歯」の語呂合わせで、歯科の季節需要が高まります。そんな訳で、樋口一さんと高山由香さんがパーソナリティを務める、FM放送の「理系の森」からオファーがあり、6月の4週にわたって、口臭関連がテーマとなって、ゲストスピーカーとして出演する事になりました。
本放送に続き、少し遅れて、youtubeでアーカイブされるようです。
【放送予定】
第116回:なぜ、自分の口臭は、自分で気づかない?
●自然界から受け継いだ「嗅覚の特性」
●若者に急増中、「スマホ口臭」とは?
第117回:5つの口臭のタイプ
●体質別、5つの口臭のタイプ
●気とは何かを突き止めた!?
第118回:ドリルを捨てた歯医者
●生い立ち、ドリルを捨てた歯医者って?
●現代人に急増中!「口内違和感症」とは?
第119回:東洋医学は人生コントロール
●危険な口臭、治らない口臭とは?
●東洋医学の魅力
この中で、東洋医学に関わって30年以上、漢方処方、鍼灸師の国家資格取得などを経て、おぼろげながら「気とは何か?」について、自分なりに解決した部分があり、放送でも持論を展開させて頂きました。
ただ、時間的な制約で、全てを語り切らなかったので、ここで追加事項を付記しておこうと考えます。
【水槽の中の金魚】
まず、金魚鉢の中を泳ぐ小魚は、自分の目の前に、「水」と言う存在がある事を認識しているのだろうか?という所から、この話は始まります。
卵の状態で水中に生まれ、そこで、何不自由なく呼吸が出来て、思う方向に動く事が出来て、大気のある世界を知ることなく、水の中で命を全うしていきます。
水の中で、何かの動きを感じた時には、それは抵抗値として圧力を感じる事はあるかもしれませんが、まさか、目の前に、水と言う「態」をなす物が存在しているとは、思っていないはずです。
私達は、水の上から金魚を見下ろした時に、すぐに水の存在を指摘できます。
「なんで、目の前に水がある事に気づかないんだろうね?」と、突っ込みを入れたくなります。
【気が流れるためには…】
私達、気を操るものとしては、安易に、「気が流れる」「気が出る」「気が伝わる」などの表現を使います。
ただ、何かが流れるためには、「伝搬物資」は必須です。
音は、空気中のチリを媒介として伝わりますし、津波は、水の存在がある事で遠方へ伝わります。目に見えない電気でさえ、「電子」が存在し、その抵抗値を制御する事で、私達は今日の文明を築いてきました。
気は、何を媒介として、流れているのでしょうか?
【光は何を媒介する?】
気の正体を考える前に、「光」は、何を媒介して伝わるのでしょうか?
科学界は、媒介物質である仮称「エーテル」の存在を、躍起になって調べました。
有名な、『マイケルソン・モーリーの実験』です。
https://nazology.net/archives/3433
超簡単に説明すると、
もし、光に媒介物質があるのであれば、地球の自転軸方向に光を射出した時の到達時間を、それと逆方向に射出した場合の到達時間には、「差が出るはずだ」と言う仮説ものと、検証実験が行われました。
その結果、コンマ一秒も違いが生じませんでした。この結果を受けて、光を媒介する物質「エーテル」は、存在しない事になってしまいました。
その後、他の研究者が、何回追試しても結果は同じである事から、この理論は定説となってしまいました。
後に、光は波長と粒子の性質がある事から、エーテルの存在が無くても問題ないと決着付けられました。
でも、チョット待ってください。
日常生活で、同じような現象を経験する事が出来ます。
例えば、電車の中で、キャッチボールをした時に、進行方向と逆方向では、ボールのスピードに変化が起きるでしょうか?
走る電車の中では、いささかの変化を生じる事無く、キャッチボールができるはずです。
空間の移動が、その車内に乗る全ての物に作用するので、スピードに変化が出ないのです。
【コーヒーに牛乳を入れると】
それでは、コーヒーをスプーンでクルリと回し、そこに牛乳を垂らしてみましょう。一瞬ではあるが、アンドロメダ銀河と同じような、渦流が発生します。
ここで重要な点は、観測する時には、アンドロメダ銀河の星の方にばかり目が行きがちですが、もっと、コーヒーの方を注視する必要があります。
この空間の渦流、この「空」(くう)と言う解釈が重要なのではないでしょうか?
この、「無」でも「虚」でもない、空と言う概念が重要です。
正に、色即是空・空即是色の世界観です。
光は、何を媒介して進むのか?
私は、空間そのものが、物質態であり、空間を媒介して光は進むと解釈すれば、合理的に物事が説明できるのではないか?と、解釈しています。
その証拠に、アインシュタインが提唱したように、空間は、超重力によって、湾圧を受け変形・歪むのです。明らかに態を成す物ゆえ、曲がるのです。
ただ、金魚鉢の金魚と同じように、私達が、この世界にいる限り、目の前の空間が、態を成す物とは認識できません。
さらに、高次元の存在から、私達を俯瞰した時に、「なんで、目の前に「空」がある事が分からないんだろうね?」と指摘されても、分からないものは、認識できないのです。
その高次元の存在を、神様と言おうが、宇宙人と呼ぼうが、守護霊を解釈しようが、それは、もうどうでも良い事です。
【空と言う世界と私達の存在】
気は、光と同様に、空間を媒介物質として流れています。
それは、その中で、私達は、どの様に存在しているのでしょうか?
●仮に、水槽の中に、ゴムまりを入れたとしましょう。
●ゴムまりは、水に浮いて、水の中に存在する事はできません。
●それでは、ゴムまりに、針で穴をあければ、水に沈む事は出来ます。
●ただこれでは、水中と同化した事にはなりません。
●本当に水の中に存在するためには、スポンジのように、水が浸透透過して、初めて水の中の同居人になる事が出来ます。
私達の身体は、原子の構造から成り立っていると解釈されています。
大小の違いはありますが、アンドロメダ銀河と大差ありません。
今までの話をまとめると、下図の「黄色い部分」、これが「空」です。
私達の身体は、空に取り込まれ、常に空が身体の中を浸透透過していると考える事は、飛躍しすぎでしょうか?
そして、この空の密度や滞りが生じた臓器に、気の流れに障害が生じた所に病が発生し、そこに「風穴」を開けて、「空」の抵抗値を制御して、通りを良くして、健康な状態に戻すのが、鍼灸治療なのです。
【空とUFO】
水中を泳ぐ魚は、ある時、スキンダイバーが吐き出す、酸素ボンベの泡と遭遇します。水の存在を認識できない魚は、その泡を見た時に、こんな目撃談をします。
「今日、何か空にキラキラ光る銀色の物質が、天に上るのを見ちゃったよ」
「しかも、ゆらゆら揺れながら、途中から、2つに分裂したんだぜ」
「あれは、いったい何だったのだろう?」
水の存在を認知していない魚は、泡、それ自体を物質と認識してしまうのです。
私達がこの世界でUFOを目撃する時も全く同じです。
何かの自然現象の偶然で、この世界に存在しえない事が起きて、水中の泡のごとく、キラキラした物がふと出現した時に、それを、UFOと誤認しているのです。
もちろん、地球製のメタリックなUFOもあるでしょう。
でも、一部のUFOは、この解釈で説明できるのではないか?と、思っています。
気とは何か・空とは何か・光とは何か・UFOとは何か?の持論を、公に披露できる時が来るとは思っていませんでした。
本放送、楽しみにしています。