NHK「デフボイス」の番組を見て思う事

 

先日、日本テレビEテレで、「デフボイス」と言う番組が放送されていました。NHKには珍しく、草なぎ剛さん主演で刑事物の重厚なドラマです。

言葉が不自由な、「ろうあ者」をテーマにした物語です。

劇中、健常者が喋るシーンでは、耳が不自由な方にもストーリーが分かるように、手話通訳者が画面の隅に現れて表現するともに、字幕と合わせて、物語が進行していきます。

 

ところで、言葉が不自由な家族から、子供が生まれて、その子供の耳が聞こえ、言葉が喋れるように成長した方を、「コーダ」と言う事を初めて知りました。

 

コーダの子供は、自分の親と会話をする為に、小さい時から、手話を学ぶ必要に迫られます。

 

また、家族でファミレスに食事に出かけた際も、親の注文するメニューを手話で理解し、ウェートレスさんに言葉で伝える通訳も買って出ます。

 

ネタバレは出来るだけ避けますが、登場人物の中にも「コーダ」を背負ったキャラクターが、複数名登場します。ここが、番組の謎解きの糸口になっていきます。

 

ところで、漢方薬の手話は、どんな表現でしょうか?

「手話の豆知識」さんの「X」では、こんな感じの表現になるそうです。

乳ばちで砕くアクションと、薬研ですり潰すアクションの2種類があるようです。その後、「薬指」でチョンと軟膏を付ける仕草がオシャレです。

 

 

最近では、保健所が行う歯科検診にも、外国籍の方が増えてきて、自分の子供を連れてきます。

まだ日本語の理解が追い付いていない親御さんには、ボランティアで、母国語が分かる通訳の方が同行してきます。でも、歯科検診を40年以上やっていますが、手話通訳が出来る方が同行したケースは、まだ経験がありません。

もし、口臭治療をする際、漢方処方の詳しい内容を伝えなければならない状況になったら、どうしよう?と、考えますが、出来るだけ、文章の形にして、効能書を渡すなどして、状況を乗り切ろうと思っています。